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大人の口呼吸の治し方|歯科の成人拡大で鼻呼吸を取り戻す根本改善法

2026年7月8日

気がつくと口が開いている、朝起きると口の中が乾いている、いびきを指摘された。こうした悩みの背景には、口呼吸が習慣化していることが少なくありません。

口呼吸は、あいうべ体操などのトレーニングである程度改善できますが、鼻詰まりが原因の場合、本人の努力だけではなかなか治らないこともあります。しかし、大人になってからでも、歯科の矯正治療によって口呼吸を根本から改善できる方法があります。

この記事では、札幌市西区の「みかみ歯科医院」が、大人の口呼吸の治し方について、当院独自の成人拡大という治療法を中心に、歯科医師の目線から詳しく解説します。

歯医者さんでの口呼吸の治し方とは

まず、歯科医院で口呼吸をどのように治すのか、その考え方をお伝えします。

鼻呼吸とは口を閉じて鼻で呼吸すること

鼻呼吸とは、口を閉じて鼻で呼吸をすることです。つまり、口呼吸を治すということは、口を閉じても苦しくない状態を作るということです。

口を閉じると苦しくて、どうしても口を開けてしまうという方は、鼻がうまく通っていない可能性があります。無理に口を閉じるのではなく、口を閉じても楽に呼吸ができる状態を目指すことが、口呼吸改善の基本となります。

鼻詰まりを解消するお手伝い

歯医者さんでの口呼吸の治し方は、口を閉じても苦しくない、つまり鼻詰まりを解消するお手伝いをすることです。

鼻がしっかり通っていれば、自然と口を閉じて鼻で呼吸できるようになります。そのため、歯科的なアプローチでは、鼻で呼吸しやすい状態を作ることを目指します。

歯科的アプローチで解決できること・できないこと

ただし、アレルギーや、鼻中隔の湾曲など、歯科的なアプローチだけでは、すべてが解決できるわけではない場合があります。

鼻詰まりの原因が、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻の構造的な問題である場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要になることもあります。歯科と耳鼻科、それぞれの専門分野で連携しながら、口呼吸の改善を目指すことが大切です。

鼻腔はたくさん広げる必要はない

口呼吸を歯科で改善すると聞くと、大掛かりな治療をイメージされるかもしれません。しかし、実はそれほど大きく広げる必要はないのです。

お風呂で少し鼻が通ると楽になる経験

少し想像してみてください。風邪をひいたとき、鼻がものすごく詰まって苦しいとき、湿度のあるお風呂場などで、少しだけ鼻が通るとすごく楽になった経験はありませんか。

あのとき、鼻が完全に通ったわけではなくても、ほんの少し通っただけで、呼吸がぐっと楽になったはずです。この感覚が、口呼吸改善のヒントになります。

少し広げるだけで呼吸が楽になる

鼻で呼吸する、鼻が通るのは、たくさん拡大して広げる必要はありません。少しだけ、現状よりも鼻腔が広がることで、十分楽に呼吸ができるようになるのです。

矯正治療でできる口呼吸の改善方法は、鼻で呼吸しやすくすること、つまり鼻腔を少し広げてあげることです。無理に大きく広げるのではなく、呼吸が楽になる分だけ広げれば十分なのです。

大人でも歯列拡大で口呼吸を改善できる

かつては、歯列を広げる拡大治療は、子供のときにしかできないとされていました。しかし、技術の進歩により、大人でも拡大治療が可能になっています。

大人は口蓋縫合が骨化している

子供の上あごは、真ん中に口蓋縫合(こうがいほうごう)という骨のつなぎ目があり、この部分がまだ柔らかいため、比較的簡単に広げることができます。

しかし、大人の場合は、この口蓋縫合がしっかり骨化しており、ただ歯を押すだけではこの縫合を広げることはできません。そのため、大人の拡大治療は難しいとされてきました。

マイクロインプラントで成人でも拡大可能に

ところが、マイクロインプラントを使用することで、スケルトン拡大装置で歯列の横幅を広げることができるようになりました。

マイクロインプラントとは、矯正治療に使う小さなネジのことです。これを支点として利用することで、骨化した口蓋縫合を持つ大人の上あごでも、歯列を広げることが可能になったのです。

子供のときしか拡大治療はできないとされていたものが、マイクロインプラントの力を得ることで、大人になっても歯列を拡大して治すことができるようになりました。これは、口呼吸に悩む大人の方にとって、大きな希望となる進歩です。

当院の成人拡大という治療法

当院では、成人拡大という名称で、マイクロインプラントを用いたスケルトン拡大装置による、大人の口呼吸改善を行っています。

この治療により、大人の方でも上あごを広げ、その上にある鼻腔を少し広げることで、鼻呼吸をしやすくすることができます。当院が採用している保田矯正では、こうした複数の装置を組み合わせることで、一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。

これまで、大人だから拡大治療は無理だと諦めていた方も、成人拡大という選択肢によって、口呼吸の根本的な改善を目指すことができます。

口呼吸を放置するリスク

口呼吸は、放置しておくとさまざまな問題を引き起こします。

さまざまな不正咬合の原因になる

口呼吸は、さまざまな不正咬合の原因です。

口呼吸が習慣化していると、舌が下に落ちて低位舌になり、唇の閉鎖力も低下します。これにより、歯を支える力のバランスが崩れ、出っ歯、口ゴボ、開咬、叢生など、さまざまな歯並びの問題を引き起こします。

矯正治療で歯並びを整えても、口呼吸が改善されていなければ、再び歯並びが乱れてしまう可能性があります。だからこそ、口呼吸そのものを改善することが重要なのです。

虫歯・歯周病・いびきのリスク

口呼吸をしていると、口の中が乾燥し、唾液の自浄作用や抗菌作用が低下します。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、口臭の原因にもなります。

また、口呼吸は舌が後方に落ちやすく、気道が狭くなるため、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。睡眠の質が低下すると、日中の眠気や集中力の低下など、生活全体に影響が及びます。

自宅でできる口呼吸改善トレーニング

歯科での治療と並行して、自宅でできるトレーニングも効果的です。

あいうべ体操

あいうべ体操は、口呼吸改善の基本となるトレーニングです。

あー(口を大きく開ける)、いー(口を横に広げる)、うー(口を前に突き出す)、べー(舌を下に出す)という動きを、1日30回を目安に繰り返します。口の周りの筋肉と舌の筋肉を鍛えることで、口を閉じやすくし、鼻呼吸へと導きます。

舌のスポット意識

舌を正しい位置に置く習慣も大切です。

舌の正しい位置は、上あごの裏側にあるスポットと呼ばれる場所で、上の前歯のすぐ後ろの歯肉のあたりです。リラックスしているときに、舌の先端がこのスポットに触れているかを意識しましょう。舌を上あごにつける習慣がつくと、自然と口が閉じやすくなります。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べることも、口の周りの筋肉や舌の筋肉を鍛えるのに役立ちます。

一口30回を目標に、しっかり噛みましょう。硬めの食材を取り入れることで、自然と噛む回数を増やすことができます。噛む力が鍛えられると、口を閉じる力も養われ、鼻呼吸がしやすくなります。

ただし、鼻詰まりがひどく、本人の努力では改善できない場合は、これらのトレーニングだけでは限界があります。その場合は、歯科での成人拡大などの治療を検討することをおすすめします。

鼻呼吸は健康への入り口

口呼吸を改善し、鼻呼吸を取り戻すことは、単なる呼吸の改善にとどまりません。

CPAPやマウスピースを恒久使用しない未来へ

睡眠時無呼吸症候群の治療では、CPAP(シーパップ)という機器や、OSAS用のマウスピースを使用することがあります。これらは有効な治療法ですが、多くの場合、恒久的に使い続ける必要があります。

しかし、成人拡大によって気道を広げ、鼻呼吸を取り戻すことができれば、これらの装置を恒久的に使わなくてもよくなる未来への入り口となる可能性があります。根本的な原因である気道の狭さにアプローチすることで、対症療法から解放される道が開けるのです。

健康できれいな歯並びを目指す

口呼吸はさまざまな不正咬合の原因であり、そして鼻呼吸は健康への入り口です。

鼻呼吸ができるようになると、歯並びの改善だけでなく、虫歯や歯周病のリスク低下、いびきの軽減、睡眠の質の向上など、全身の健康に良い影響が広がります。

当院のコンセプトは、患者様に健康できれいになってほしいという想いです。きれいになるための矯正治療は間違っていません。でも、私たちは健康できれいになってほしいと願っています。

まとめ:大人の口呼吸は成人拡大で根本改善を目指せる

大人の口呼吸の治し方には、あいうべ体操などの自宅でできるトレーニングもありますが、鼻詰まりが原因の場合は、本人の努力だけでは改善が難しいこともあります。

歯医者さんでの口呼吸の治し方は、鼻で呼吸しやすくすること、つまり鼻腔を少し広げてあげることです。鼻腔はたくさん広げる必要はなく、少し広げるだけで呼吸が楽になります。

かつては子供のときしかできないとされていた拡大治療も、マイクロインプラントの登場により、大人でも可能になりました。当院では、成人拡大という名称で、マイクロインプラントを用いたスケルトン拡大装置による大人の口呼吸改善を行っています。

鼻呼吸は健康への入り口であり、CPAPやマウスピースを恒久的に使わなくてもよくなる未来への入り口でもあります。札幌市西区の「みかみ歯科医院」では、大人の口呼吸でお悩みの方の根本改善をサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1: 大人になってからでも口呼吸は治せますか?

はい、大人になってからでも口呼吸を治すことができます。口周りの筋力低下や習慣が原因の場合は、あいうべ体操などのトレーニングで改善が期待できます。また、鼻詰まりが原因で口呼吸になっている場合でも、歯科の治療によって改善できる場合があります。当院では、成人拡大という治療法で、マイクロインプラントを用いたスケルトン拡大装置により、大人の方の上あごを広げ、鼻腔を少し広げることで、鼻呼吸をしやすくしています。かつては拡大治療は子供のときしかできないとされていましたが、マイクロインプラントの登場により、大人でも歯列を拡大して口呼吸を根本から改善できるようになりました。

Q2: 歯医者で口呼吸を治すとはどういうことですか?

歯医者さんでの口呼吸の治し方は、口を閉じても苦しくない状態、つまり鼻で呼吸しやすい状態を作ることです。鼻呼吸とは、口を閉じて鼻で呼吸をすることですので、口を閉じても苦しくないように、鼻詰まりを解消するお手伝いをします。具体的には、矯正治療で歯列を広げ、その上にある鼻腔を少し広げることで、鼻の通りを良くします。鼻で呼吸するのは、たくさん広げる必要はなく、少しだけ鼻腔が広がることで十分楽に呼吸ができるようになります。ただし、アレルギーや鼻中隔の湾曲など、歯科的なアプローチだけでは解決できない場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要になることもあります。

Q3: 成人拡大とはどんな治療法ですか?

成人拡大とは、当院で行っている、マイクロインプラントを用いたスケルトン拡大装置による、大人の口呼吸改善の治療法です。子供の上あごは、真ん中の口蓋縫合という骨のつなぎ目が柔らかいため、比較的簡単に広げることができます。しかし、大人の場合は、この口蓋縫合がしっかり骨化しており、ただ歯を押すだけでは広げることができません。そこで、マイクロインプラント、つまり矯正用の小さなネジを支点として利用することで、骨化した口蓋縫合を持つ大人でも、歯列を広げることが可能になりました。これにより、上あごを広げ、その上にある鼻腔を少し広げて、鼻呼吸をしやすくすることができます。大人だから拡大治療は無理だと諦めていた方にとって、大きな希望となる治療法です。

Q4: 口呼吸を放置するとどんなリスクがありますか?

口呼吸を放置すると、さまざまなリスクがあります。まず、口呼吸はさまざまな不正咬合の原因になります。舌が下に落ちて低位舌になり、唇の閉鎖力が低下することで、出っ歯、口ゴボ、開咬、叢生など、さまざまな歯並びの問題を引き起こします。また、口の中が乾燥するため、唾液の自浄作用や抗菌作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まり、口臭の原因にもなります。さらに、舌が後方に落ちて気道が狭くなるため、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。睡眠の質が低下すると、日中の眠気や集中力の低下など、生活全体に影響が及びます。矯正治療で歯並びを整えても、口呼吸が改善されなければ再び歯並びが乱れる可能性があるため、口呼吸そのものの改善が重要です。

Q5: 口呼吸が治るとCPAPは必要なくなりますか?

睡眠時無呼吸症候群の治療では、CPAPという機器やOSAS用のマウスピースを使用することがあります。これらは有効な治療法ですが、多くの場合、恒久的に使い続ける必要があります。一方、成人拡大によって気道を広げ、鼻呼吸を取り戻すことができれば、これらの装置を恒久的に使わなくてもよくなる未来への入り口となる可能性があります。根本的な原因である気道の狭さにアプローチすることで、対症療法から解放される道が開けるのです。ただし、睡眠時無呼吸症候群の状態には個人差があり、すべての方がCPAPを完全に不要にできるわけではありません。まずは精密検査で状態を確認し、成人拡大が適応かどうかを判断することが大切です。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。

【院長コメント】

鼻呼吸は健康への入り口。大人でも諦めないでください

口呼吸に悩む大人の方から、もう大人だから治せないですよね、というお声をよくいただきます。しかし、そんなことはありません。マイクロインプラントの登場により、大人でも歯列を拡大して口呼吸を根本から改善できるようになりました。

歯医者での口呼吸の治し方は、鼻で呼吸しやすくすること、つまり鼻腔を少し広げてあげることです。ここで大切なのは、たくさん広げる必要はないということです。風邪をひいて鼻が詰まったとき、お風呂場で少し鼻が通っただけで楽になった経験は、多くの方がお持ちだと思います。それと同じで、ほんの少し鼻腔が広がるだけで、呼吸はぐっと楽になるのです。

当院では、成人拡大という名称で、マイクロインプラントを用いたスケルトン拡大装置による大人の口呼吸改善を行っています。口呼吸はさまざまな不正咬合の原因であり、そして鼻呼吸は健康への入り口です。

さらに、これはCPAPやOSAS用のマウスピースを恒久的に使わなくてもよくなる未来への入り口でもあります。対症療法ではなく、根本的な原因にアプローチすることで、健康な呼吸を取り戻していただきたいと願っています。大人の口呼吸でお悩みの方は、諦めずに一度ご相談ください。

【監修】
みかみ歯科医院 院長 印藤 浩子
スタッフ紹介ページ

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