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子供がご飯を食べない本当の理由|歯科医師が解説する口呼吸との意外な関係
2026年6月7日

うちの子、ご飯をちゃんと食べてくれない。何度言っても食事に集中せず、すぐに遊び始めてしまう。お腹がすいたと言っていたのに、いざ食事になるとほとんど手をつけない。こうした悩みを抱える保護者様は、本当に多くいらっしゃいます。
子供がご飯を食べない理由については、好き嫌い、お菓子の食べ過ぎ、食事の時間が決まっていないといった、いわゆる育児や食育の視点で語られることがほとんどです。しかし、実は歯科医師の目線から見ると、もう一つ見落とされがちな大きな原因が存在します。
それは、口呼吸や噛み合わせといった、口腔機能に関する問題です。お子さんがご飯を食べない理由が、実はお子さんのお口の状態にあるかもしれないとしたら、心当たりはありませんか?
この記事では、札幌市西区の「みかみ歯科医院」が、子供がご飯を食べない理由を歯科医師の目線から詳しく解説します。今まで気づかなかった原因が見つかるかもしれません。
子供がご飯を食べない|疲れた保護者様へ
毎日繰り返される食事の悩みに、心身ともに疲れ切ってしまっている保護者様も多いのではないでしょうか。
多くの保護者様が悩んでいる
子供がご飯を食べないという悩みは、決してあなただけのものではありません。多くの保護者様が、同じ悩みを抱えています。
栄養バランスを考えて作った食事を残されてしまう、食事の時間が長引いて家事が進まない、好き嫌いが多すぎて困っている、何を作っても食べてくれない。こうした日々の積み重ねは、保護者様の精神的・肉体的な疲労につながります。
中には、自分の作る料理が悪いのではないか、子育てに失敗しているのではないかと、自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
心理的・物理的な原因だけではない
子供がご飯を食べない理由として、よく挙げられるのは、お菓子を食べてお腹がいっぱい、食事の時間が決まっていない、偏食、食事中の集中力が続かない、ストレスや環境の変化といったものです。
これらはもちろん重要な要因です。しかし、保護者様がいくら食事の環境を整え、栄養バランスを考えて料理を作っても、それでも子供が食べない場合は、別の原因を疑う必要があります。
歯科医師目線で見える「もう一つの理由」
歯科医師として多くのお子さんを診てきた経験から申し上げると、子供がご飯を食べない理由には、口腔機能の問題が隠れていることが少なくありません。
口呼吸をしているお子さんは、食事の際にも口で呼吸をするため、食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまいます。その結果、お腹に空気が溜まり、食事をしているのにすぐにお腹がいっぱいになってしまうのです。
噛み合わせが悪いお子さんは、咀嚼に時間がかかったり、うまく噛めずに丸のみしてしまったりします。これにより、食事自体が苦痛になり、食べることを嫌がるようになることもあります。
これらは、お子さんの心の問題でも、保護者様の料理の問題でもありません。お子さんのお口の状態が、食事の困難さを引き起こしているのです。
子供がご飯を食べない一般的な理由

まずは、一般的に考えられる原因を整理しておきましょう。
お菓子を食べてお腹がいっぱい
最も分かりやすい原因の一つが、食事前にお菓子を食べてしまっていることです。
お菓子は糖分や脂質が多く、少量でも満腹感を得やすいため、食事の前に食べるとご飯が入らなくなります。特に、おやつの時間と食事の時間が近すぎる場合は、ご飯を食べない原因になります。
ただし、お菓子を制限してもご飯を食べない場合は、別の原因を考える必要があります。
食事の時間が決まっていない
食事の時間が毎日バラバラだと、子供の体内時計が乱れ、お腹がすくタイミングが安定しません。
朝ごはんは食べるけれど夕ごはんは食べない、土日は食事の時間が遅くなって平日のリズムが崩れる、といった状況は、子供の食欲を不安定にする原因となります。
偏食・好き嫌い
野菜が嫌い、肉が嫌い、特定の食感が苦手など、好き嫌いが多いお子さんは、食べられるものが限られてしまいます。
偏食は成長過程でよく見られる現象ですが、極端な場合は栄養バランスにも影響を与えます。
食事中の集中力が続かない
子供は大人に比べて集中力が短く、食事中も気が散りやすい傾向があります。
テレビやおもちゃ、兄弟との会話など、食事以外のことに気を取られると、食事に集中できず、食べる量が減ってしまいます。
ストレス・環境の変化
保育園や幼稚園への入園、引っ越し、兄弟の誕生など、環境の変化があると、子供は精神的なストレスを感じ、食欲が落ちることがあります。
また、食事中に厳しく叱られたり、無理に食べさせられたりすると、食事そのものが苦痛になってしまうこともあります。
歯科医師が指摘する「子供がご飯を食べない」隠れた理由
ここからが、この記事の本題です。歯科医師の目線から見える、子供がご飯を食べない隠れた理由について詳しく解説します。
口呼吸で「空気を食べてしまっている」
最も注目すべき原因が、口呼吸です。
口呼吸をしているお子さんたちは、口があいている状態が普通、デフォルトとなっています。そのため、食事の際にも口を完全に閉じることができず、食べ物と一緒に空気をたべてしまっているのです。
実際、消化器内科の医師から教わった話によると、話をしながら食事をする方や、口呼吸の習慣がある方は、お腹がすいていないのに腸がぐうぐう、ごろごろと音がすることがあるそうです。これは、空気をたくさん飲み込んでしまっているサインです。動いたり、姿勢を変えたりすると、腸が動いて、そのたびに空気が移動するので、音がします。
ごはんを食べた後なのに、お腹がなることがありますよね。それは食事と一緒に空気をたくさん飲み込んでしまっている結果なのです。
噛み合わせが悪く咀嚼に時間がかかる
噛み合わせが悪いお子さんは、食べ物をうまく噛み砕くことができず、咀嚼に時間がかかります。
正常な噛み合わせなら数秒で噛み砕ける食べ物も、噛み合わせが悪いと十数秒、場合によってはそれ以上の時間がかかります。一口の食事に時間がかかれば、それだけ食事全体が長くなり、お子さんは飽きてしまいます。
食事に飽きると、遊び始めたり、ぼんやりしたり、座っていられなくなったりします。結果として、ご飯をちゃんと食べない子と認定されてしまうのです。
嚥下(飲み込み)に問題がある
噛むことと同様に重要なのが、飲み込む嚥下(えんげ)の機能です。
嚥下に問題があるお子さんは、噛み砕いた食べ物をスムーズに飲み込むことができません。喉につかえたような感覚があったり、むせやすかったり、飲み込みに時間がかかったりします。
このような状態だと、食事自体が苦痛になり、量を食べることができなくなります。
丸のみで消化吸収が悪い
噛み合わせが悪く、うまく噛めないお子さんは、丸のみで食べ物を飲み込んでしまうことがあります。
噛めなくて丸のみしてしまうお子さんは、食べ物が十分に咀嚼されないまま胃に送られるため、消化吸収が悪くなります。胃腸に負担がかかり、お腹が張ったり、便秘や下痢を起こしたりすることもあります。
胃腸の不調があると、自然とご飯を食べたくない気持ちになります。これも、子供がご飯を食べない一因です。
低位舌で食べる機能が低下している
低位舌(ていいぜつ)とは、舌が本来あるべき位置よりも下に下がってしまっている状態のことです。
舌の正しい位置は、上あごの裏側の口蓋にあるスポットと呼ばれる、上顎前歯の裏側あたりの歯肉です。この位置に舌が軽く接していることが健康な状態ですが、低位舌の方は舌が下に落ちています。
低位舌になると、舌の筋力が弱く、食べ物を口の中で適切に動かしたり、嚥下のタイミングで舌を上あごに押し付けたりすることが難しくなります。これにより、食事がスムーズに進まず、食べる量が減ってしまいます。
口呼吸の子供が「ご飯が食べれない」メカニズム

口呼吸が子供の食事にどのような影響を与えるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
お口ぽかんで空気を食べる仕組み
口呼吸が習慣化しているお子さんは、お口ぽかんと開いている状態がデフォルトです。
食事の際、本来は口を閉じて咀嚼し、嚥下する必要がありますが、口呼吸のお子さんは口を完全に閉じることが難しく、食べ物を口に入れた後も口が半開きの状態で噛むことが多いです。
その結果、噛んでいる間にも空気を吸い込み、食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまいます。これが、空気を食べる現象です。
腸に空気が溜まる(ぐうぐう・ごろごろ音)
空気を飲み込み続けると、その空気は食道を通って胃に入り、さらに腸へと送られます。
腸に空気が溜まると、お腹がぐうぐう、ごろごろと音を立てます。動いたり、姿勢を変えたりすると、腸の中で空気が移動するため、音が鳴ります。
これは、お腹がすいているわけではなく、お腹に空気が溜まっているサインです。保護者様の中には、お腹が鳴っているからお腹がすいているのだろうとお菓子を与えてしまう方もいらっしゃいますが、実際にはお腹が空気でいっぱいの状態なのです。
空気でお腹がいっぱいになる
空気をたくさん飲み込んでいるお子さんは、それでお腹がいっぱいになると言っても過言ではありません。
食事を始めても、もうお腹に空気が溜まっているため、すぐに満腹感を覚えてしまいます。少ししか食べていないのに、もういらないと言って残してしまうのは、このメカニズムによるものです。
実際にはほとんど栄養を摂取できていないのに、本人はお腹がいっぱいと感じているため、これ以上食べることができません。
結果としてご飯時に食べない悪循環
口呼吸のお子さんの中には、すぐにお腹がすくのだけれど、ごはんをちゃんと食べないというパターンがあります。
ご飯の時間にちゃんと食べないため、ご飯と次の食事の間にお腹がすき、お菓子に手を伸ばしてしまいます。お菓子でお腹を満たすと、また次のご飯の時間にお腹がいっぱいで食べられない。この悪循環が続くと、ご飯の時間、ごはんのときに、ちゃんと食べない子と認定されてしまいます。
しかし、これはお子さんの性格や好き嫌いの問題ではなく、口呼吸という口腔機能の問題が根本にあるのです。
噛み合わせの悪い子供が「ご飯を食べない」理由
噛み合わせの問題も、子供の食事に大きな影響を与えます。
咀嚼に時間がかかり食事に飽きる
噛み合わせが悪いと、食べ物を効率よく噛み砕くことができません。
上下の歯がしっかり噛み合わない、奥歯が片側しか接触しない、前歯が噛み合わないといった状態では、一口食べるのに時間がかかります。咀嚼そのものがしづらいのか、嚥下に問題があるのか、いろいろなことが食べるスピードには関係します。
噛むのに時間がかかると、自然と食事全体が長くなります。30分、1時間と座っていなければならず、子供にとっては苦痛な時間となります。結果として食事に飽きてしまい、遊び出すお子さんも出てくるでしょう。
噛めないから丸のみする
噛めないお子さんは、噛むことを諦めて丸のみしてしまうことがあります。
丸のみにすると、食べ物が十分に咀嚼されないまま胃に送られます。消化に時間がかかり、胃に負担がかかります。消化吸収が悪いので、胃腸に問題が起きる場合もあります。
また、丸のみは喉に詰まらせる危険性もあります。お子さんが食事中にむせることが多い、咳き込むことが多い場合は、丸のみの可能性を疑う必要があります。
早食いと認定されてしまう
噛めなくて丸のみしてしまうお子さんは、結果として早食いと認定される場合もあります。
しっかり噛んでいないため、食事のスピードが速くなり、あっという間に食事を終えてしまいます。一見、よく食べる子に見えるかもしれませんが、実際には消化吸収が悪く、栄養が十分に取れていないこともあります。
また、早食いは胃腸への負担が大きく、満腹感を感じる前にたくさん食べてしまうため、食べ過ぎや肥満の原因にもなります。
逆に食べるのが遅い子と認定される
一方で、噛めなくて、ずっと咀嚼していてなかなか嚥下に至らない、いわゆる食べるのが遅い子もいます。
噛む力が弱く、食べ物を細かくするのに時間がかかる、嚥下のタイミングがつかめない、口の中の食べ物を上手にまとめられないといった理由で、食事のスピードが遅くなります。
食べるのが遅いお子さんは、食事の時間が長引き、保護者様も心配になってしまいます。しかし、これも本人の性格ではなく、口腔機能の問題が原因のことが多いのです。
子供がご飯を食べないことのリスク

子供がご飯を食べないままだと、さまざまなリスクが生じます。
消化吸収が悪く胃腸の問題に
口呼吸や丸のみが続くと、消化吸収が悪くなり、胃腸に負担がかかります。
胃腸の不調は、便秘や下痢、お腹の張り、食欲不振など、さまざまな症状として現れます。これらの症状があると、さらに食事を嫌がるようになり、悪循環に陥ります。
栄養不足による発育への影響
食事量が少ないと、必要な栄養が十分に摂取できず、お子さんの発育に影響を与える可能性があります。
特に、成長期のお子さんは、骨や筋肉、脳の発達に多くの栄養を必要とします。栄養不足が続くと、身長や体重の伸びが遅れたり、免疫力が低下したり、集中力が続かなかったりすることがあります。
生活習慣病予備軍となる可能性
口呼吸は、密接にかかわってきますので、積み重なれば生活習慣病予備軍となることもあるかもしれません。
幼少期からの口呼吸や食事の問題が、将来的な肥満、糖尿病、循環器疾患などのリスクを高める可能性があります。お口ぽかん、口呼吸、あなどれないですね。
顎の発達不全につながる
噛むことは、顎の成長を促す重要な刺激です。
しっかり噛んで食べないお子さんは、顎の発達が不十分になり、将来的に歯並びの問題(叢生など)を引き起こすことがあります。顎が小さいと、永久歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯がガタガタに並んでしまいます。
子供のうちにしっかり噛む習慣をつけることは、将来の歯並びにも大きく影響するのです。
子供がご飯を食べない|ストレスや疲れの背景
子供がご飯を食べないことは、保護者様にとっても、お子さん自身にとっても、大きなストレスとなります。
保護者様自身の疲れ・ストレス
毎日の食事のたびに、食べる、食べないで悩むのは、本当に疲れることです。
栄養バランスを考えて作った食事を残されると、悲しい気持ちになります。何度言っても食事に集中しないお子さんを見ると、イライラしてしまいます。食事のたびに叱ってばかりで、自分自身が嫌になることもあります。
このような状態が続くと、保護者様自身が精神的に疲弊し、子育てに対する自信を失ってしまうこともあります。しかし、保護者様の責任ではない場合も多いのです。
子供のお口の状態にストレスがあることも
お子さん側にも、食事に対するストレスがあるかもしれません。
口呼吸で空気がお腹に溜まって苦しい、噛み合わせが悪くて食べづらい、嚥下に問題があって飲み込みにくいなど、お子さん自身も食事に対して何らかの不快感を抱えている可能性があります。
しかし、お子さんはこれを言葉で説明することができません。ただ、食べたくないという気持ちだけが表に出てしまうのです。
食事自体が苦痛になっているサイン
食事のたびに叱られたり、無理に食べさせられたりすると、お子さんにとって食事そのものが苦痛になります。
楽しいはずの食事の時間が、つらい時間になってしまうと、ますます食べたくないという気持ちが強くなり、悪循環が深まります。
保護者様もお子さんも疲弊する前に、根本的な原因を見つけて対処することが大切です。
ご飯を食べない子供の口腔チェックポイント
お子さんがご飯を食べない理由が口腔機能にあるかどうか、家庭で簡単にチェックできるポイントをご紹介します。
①お口がぽかんと開いていないか
普段、リラックスしているときに、お子さんの口が閉じているかどうかを観察してみてください。
テレビを見ているとき、遊んでいるとき、勉強しているときなど、ぼんやりしている時に口が半開きになっていないでしょうか。お口ぽかんは、口呼吸の最も分かりやすいサインです。
②鼻がつまっていないか
慢性的な鼻づまりがあると、自然と口呼吸になります。
鼻がつまっている、いつもぐずぐずいっている、寝るときに口を開けていびきをかいているといった様子があれば、鼻に問題がある可能性があります。耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。
③くちゃくちゃ音を立てて食べていないか
食事中に、くちゃくちゃと音を立てて食べていないでしょうか。
これは、口を閉じて咀嚼することができていないサインです。口呼吸が習慣化しているお子さんに、よく見られる特徴です。
④丸のみしていないか
食べ物をあまり噛まずに飲み込んでいないでしょうか。
口に食べ物を入れてから、すぐに飲み込んでしまう、ほとんど噛まずに次の一口を口に入れるといった様子があれば、丸のみの可能性があります。
⑤食事時間が極端に長い・短い
食事の時間が、極端に長すぎたり短すぎたりしていないでしょうか。
家族全員が食事を終えても、お子さんだけがまだ食べている。あるいは、あっという間に食事を終えてしまう。どちらの場合も、口腔機能に問題がある可能性があります。
歯科医院でできること|根本的な改善アプローチ

家庭でのチェックで気になることがあった場合は、歯科医院での診査をおすすめします。
口呼吸の原因を診査
歯科医院では、お子さんが口呼吸をしている原因を詳しく診査します。
歯並びや噛み合わせの問題、舌の位置、口の周りの筋肉の状態などを総合的に評価します。鼻づまりが原因の場合は、耳鼻咽喉科との連携も大切です。
噛み合わせのチェック
噛み合わせの状態を詳しく診査します。
上下の歯がしっかり噛み合っているか、奥歯と前歯のバランスは適切か、左右の噛み合わせに偏りはないかなどを確認します。
低位舌の確認
舌の位置や、舌の筋肉の状態もチェックします。
舌の側面に歯型がついている、舌の表面が白く汚れている、舌が下あごに落ちているといった、低位舌のサインを確認します。
MFT(口腔筋機能療法)の提案
口腔筋機能の問題が見つかった場合は、MFT(口腔筋機能療法)を提案することがあります。
MFTは、口の周りの筋肉を鍛えて、舌の位置や噛む、飲み込むといった機能を正しい状態に改善するためのトレーニングです。お子さんでも取り組みやすいトレーニングが多く、楽しみながら継続できます。
必要に応じて矯正治療
噛み合わせや歯並びに問題がある場合は、矯正治療をおすすめすることがあります。
特に成長期のお子さんは、顎の成長を利用した治療が可能です。早めに治療を開始することで、抜歯の必要性を減らしたり、将来的に外科手術を避けられたりする可能性が高まります。
当院の保田矯正と健康重視のアプローチ
札幌市西区の「みかみ歯科医院」では、お子さんの口腔機能を総合的に診査し、最適な治療をご提案しています。
歯列拡大で鼻呼吸を促す
当院で行っている保田矯正の最大の特徴は、歯列を拡大することで鼻腔の通りを良くし、鼻呼吸がしやすい環境を整えることです。
上あごの幅が広がると、その上にある鼻腔も広がります。これにより、鼻づまりが軽減され、自然と鼻呼吸ができるようになります。
スケルトン拡大装置を使用することで、成長期のお子さんはもちろん、成人の方でも歯列拡大が可能です。
鼻呼吸の改善で食事の質が向上
鼻呼吸ができるようになると、食事の質が大きく変わります。
口を閉じて咀嚼できるようになるため、空気を飲み込まなくなります。お腹に空気が溜まらないので、食事をしっかりと食べられるようになります。鼻呼吸ができれば、しっかり噛んで飲み込むという、本来あるべき食事のプロセスを取り戻すことができます。
実際、当院で矯正治療を受けているお子さんの多くが、治療が進むにつれて、自分自身が歯磨きがしやすくなるだけでなく、治療やクリーニングを受けても、口を長時間開けていても苦しくないという経験を得るので、きれいになっていくだけでなく、だんだん前向きになる方が多いです。
「健康できれいになってほしい」コンセプト
当院のコンセプトは、お子さんに健康できれいになってほしいという想いです。
きれいになるための矯正治療は、もちろん間違いではありません。しかし、見た目の美しさだけでなく、口呼吸の改善、鼻呼吸の確立、舌の正しい位置の獲得、食事の質の向上など、健康面も含めた総合的な改善を目指しています。
お子さんが食事を楽しめるようになり、しっかりと栄養を摂取し、健やかに成長できるよう、お口の機能から根本的にサポートいたします。
家庭でできる|子供がご飯を食べるようになるサポート

歯科医院での治療と並行して、家庭でもできるサポート方法をご紹介します。
鼻呼吸を意識させる
普段から、お子さんに口を閉じて鼻で呼吸することを意識させましょう。
口を閉じてみよう、鼻でゆっくり息をしてみようと、優しく声かけをするのが効果的です。叱るのではなく、ゲーム感覚で取り組めるようにすると、お子さんも前向きに取り組めます。
よく噛む習慣をつける
食事の際は、よく噛んで食べる習慣をつけることが大切です。
一口30回を目標に、ゆっくり噛むことを促しましょう。硬めの食材を取り入れたり、野菜を大きめにカットしたりすることで、自然と噛む回数を増やすことができます。
食事中の姿勢を整える
食事中の姿勢も、食べる機能に大きく影響します。
足が床にしっかりつくこと、背筋が伸びていること、テーブルの高さが適切であることを確認しましょう。姿勢が悪いと、嚥下がうまくいかず、食事の効率が落ちます。
専門家への相談を検討する
家庭での工夫でも改善が見られない場合は、歯科医院や小児科、耳鼻咽喉科など、専門家への相談を検討しましょう。
お子さんの状態を正確に評価し、適切な対処法を提案してもらえます。早めの相談が、将来的なお子さんの健康にとっても大切です。
まとめ:子供がご飯を食べない理由は口腔機能にもある
子供がご飯を食べない理由は、好き嫌いやお菓子の食べ過ぎといった、一般的に語られる原因だけではありません。実は、口呼吸や噛み合わせ、低位舌といった、口腔機能の問題が隠れていることが少なくないのです。
口呼吸のお子さんは、食事の際に空気をたくさん飲み込んでしまうため、お腹に空気が溜まり、すぐに満腹感を覚えてしまいます。噛み合わせが悪いお子さんは、咀嚼に時間がかかったり、丸のみで消化吸収が悪くなったりします。低位舌のお子さんは、食べる機能そのものが低下しています。
これらは、お子さんの心や性格の問題ではなく、お口の状態が原因です。保護者様が自分を責める必要はありません。
札幌市西区の「みかみ歯科医院」では、お子さんの口腔機能を総合的に診査し、保田矯正による歯列拡大、鼻呼吸の改善、MFT(口腔筋機能療法)など、お子さん一人ひとりに合わせた根本的な改善アプローチを提供しています。
ご飯を食べないお子さんに疲れている保護者様、お子さんの食事の問題に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。お口の状態から、お子さんの食事の悩みを解決できるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1: 子供がご飯を食べない原因は何ですか?歯科的な要因もありますか?
はい、歯科的な要因も大いに考えられます。一般的には、お菓子の食べ過ぎ、食事の時間が決まっていない、偏食、集中力の問題、ストレスなどが原因として挙げられますが、これらに加えて、口呼吸、噛み合わせの悪さ、低位舌などの口腔機能の問題が隠れていることが少なくありません。口呼吸のお子さんは食事中に空気を一緒に飲み込んでしまい、お腹に空気が溜まってすぐに満腹感を覚えてしまいます。噛み合わせが悪いと咀嚼に時間がかかり、食事に飽きてしまったり、丸のみで消化吸収が悪くなったりします。低位舌のお子さんは舌の筋力が弱く、食べる機能そのものが低下しています。家庭での工夫だけで改善しない場合は、歯科医院での診査をおすすめします。
Q2: 子供がご飯を食べないことで疲れた時、どうすればいいですか?
毎日の食事のたびに食べる、食べないで悩むのは本当に疲れることです。まず、保護者様自身が一人で抱え込まないことが大切です。これはあなたの料理が悪いわけでも、子育てに失敗しているわけでもありません。お子さんに口呼吸、お口ぽかん、くちゃくちゃ音を立てて食べる、丸のみする、食事時間が極端に長い・短いといったサインがある場合は、口腔機能に問題がある可能性が高いです。一度、歯科医院で診査を受けてみることをおすすめします。原因が分かれば、適切な対処法が見えてきます。また、無理に食べさせるのではなく、食事を楽しい時間にすることも大切です。叱るのではなく、楽しく食卓を囲む雰囲気作りを心がけましょう。専門家に相談することで、保護者様の心の負担も軽くなります。
Q3: ご飯が食べれない子供のチェックポイントは?
ご飯が食べれない子供の口腔機能をチェックする際は、以下のポイントを確認してみてください。①リラックスしているときに口がぽかんと開いていないか。テレビを見ているとき、遊んでいるときに口が半開きになっているのは口呼吸のサインです。②鼻がつまっていないか。慢性的な鼻づまりは口呼吸の原因になります。③食事中にくちゃくちゃ音を立てて食べていないか。口を閉じて咀嚼できていないサインです。④食べ物をあまり噛まずに丸のみしていないか。⑤食事時間が極端に長すぎたり短すぎたりしていないか。これらに複数当てはまる場合は、口腔機能に問題がある可能性が高いです。お子さんの状態を正確に評価するためにも、一度歯科医院での診査をおすすめします。
Q4: 口呼吸の子供はなぜご飯を食べないのですか?
口呼吸のお子さんは、口があいている状態が普通、デフォルトとなっています。そのため、食事の際にも口を完全に閉じることができず、食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまいます。これがいわゆる空気を食べてしまっている状態です。空気をたくさん飲み込み続けると、その空気は食道を通って胃に入り、さらに腸へと送られます。腸に空気が溜まると、お腹がぐうぐう、ごろごろと音を立てます。消化器内科の医師によると、お腹がすいていないのに腸が音を立てるのは、空気をたくさん飲み込んでいるサインだそうです。空気でお腹がいっぱいになるので、実際の食事の量が少なくても満腹感を覚えてしまいます。すぐにお腹がすくのだけれど、ごはんをちゃんと食べないという悪循環に陥り、ご飯の時間にちゃんと食べない子と認定されてしまうのです。
Q5: 子供がご飯を食べない時、歯科を受診するべきですか?
お子さんに口呼吸、お口ぽかん、くちゃくちゃ音を立てて食べる、丸のみする、食事時間が極端に長い・短いといったサインがある場合は、歯科を受診することをおすすめします。歯科医院では、お子さんの噛み合わせ、舌の位置、口の周りの筋肉の状態、口呼吸の原因などを総合的に診査することができます。問題が見つかれば、MFT(口腔筋機能療法)や矯正治療など、根本的な改善アプローチを提案できます。特に成長期のお子さんは、顎の成長を利用した治療が可能で、早めに対応することで将来的な歯並びの問題を予防できる可能性もあります。子供がご飯を食べない理由は、心や性格ではなく、お口の状態にあることが少なくありません。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
【院長コメント】
ご飯を食べない理由は心ではなく口にあるかも。健康のための矯正治療を
長年、お子さんの歯科治療や矯正治療に携わってきた経験から申し上げますと、子供がご飯を食べないという悩みの背景には、口腔機能の問題が隠れていることが本当に多いと感じています。
特に、口呼吸をしているお子さんは、食事と一緒に空気をたべてしまっているという事実は、もっと広く知られるべきだと思います。お腹がぐうぐう、ごろごろと音がするのは、お腹がすいているサインではなく、空気がたくさん溜まっているサインかもしれない。この視点を持つだけで、お子さんへの接し方も変わってくるはずです。
噛めなくて丸のみしてしまうお子さんは、消化吸収が悪いので胃腸に問題が起きる場合もありますし、早食いと認定される場合もあります。噛めなくて、ずっと咀嚼していてなかなか嚥下に至らない、いわゆる食べるのが遅い子もいます。口呼吸は密接に関わってきますので、積み重なれば生活習慣病予備軍となることもあるかもしれません。お口ぽかん、口呼吸、本当にあなどれないのです。
保護者様が、ご飯を食べないお子さんを叱ったり、自分を責めたりする前に、ぜひお子さんのお口の状態を一度見直してみてください。問題があるとすれば、それは性格や心の問題ではなく、お口の機能の問題かもしれません。
当院で行っている保田矯正では、歯列を拡大することで鼻腔の通りを良くし、鼻呼吸がしやすい環境を整えています。鼻呼吸ができるようになると、食事の質も大きく変わり、お子さんがしっかり食べられるようになっていきます。
きれいになるための矯正治療は間違っていません。でも、私は健康できれいになってほしいと願っています。お子さんが食事を楽しめるようになり、しっかりと栄養を摂取し、健やかに成長していけるよう、お口の機能から根本的にサポートいたします。ご飯を食べないお子さんに悩んでいる保護者様、ぜひ一度ご相談ください。
【監修】
みかみ歯科医院 院長 印藤 浩子
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