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ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い|当院が提案する第三の選択肢
2026年2月27日

「矯正治療を考えているけれど、ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらを選べばいいの?」多くの方がこのような疑問を抱かれます。
矯正治療は長期間にわたる治療ですので、自分に合った方法を選ぶことが非常に重要です。しかし、実は多くの方が見落としている重要なポイントがあります。それは、「どちらか一つを選ぶ」のではなく、「どう組み合わせるか」という視点です。
この記事では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを詳しく解説するとともに、札幌市西区にある「みかみ歯科医院」が提案する第三の選択肢「保田矯正」についてご紹介します。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の基本的な違い
まずは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の基本的な特徴を理解しておきましょう。
ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かす、最も伝統的な矯正方法です。
100年以上の歴史があり、症例数も豊富なため、ほぼすべての歯並びに適用することができます。ワイヤーの力を利用して歯を動かすため、複雑な歯の動きにも対応できるのが大きな特徴です。
歯に固定された装置を使って確実に歯を動かしていくため、治療の予測性が高く、信頼性の高い治療法として長年使われてきました。
マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使用する矯正方法です。
2〜3週間ごとに少しずつ形状の異なるマウスピースに交換しながら、徐々に歯を理想的な位置に動かしていきます。最大の特徴は、装置が透明で目立ちにくく、取り外しができるという点です。
近年、技術の進歩により対応できる症例が広がってきていますが、依然として限界があることも事実です。
両者の最大の違い
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の最大の違いは、装置の固定性と適応範囲です。
ワイヤー矯正は装置が固定されているため、24時間常に矯正力が働き、あらゆる歯の動きに対応できます。一方、マウスピース矯正は取り外しができるという利便性がある反面、患者さん自身の自己管理が必要で、対応できる症例に限りがあります。
ワイヤー矯正のメリット・デメリット

ワイヤー矯正のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
ワイヤー矯正のメリット
①ほぼすべての症例に対応できる
ワイヤー矯正は、軽度から重度まで、あらゆる不正咬合に対応できる万能な治療法です。重度の叢生(ガタガタの歯並び)、大きく歯を動かす必要がある症例、抜歯を伴う治療、歯を回転させるなど複雑な動きが必要な場合でも対応可能です。
②確実な治療効果が得られやすい
装置が固定されているため、24時間常に矯正力が働きます。患者さんの協力度に左右されにくく、計画通りに治療を進めやすいという利点があります。
③歯の複雑な動きも可能
ワイヤーの調整により、歯を三次元的に自由に動かすことができます。歯根の移動、歯の回転、垂直方向の移動など、マウスピース矯正では難しい動きにも対応できます。
ワイヤー矯正のデメリット
①装置が目立つ
金属製のブラケットとワイヤーを使用するため、どうしても目立ってしまいます。特に表側矯正では、会話や笑顔の際に装置が見えるため、人によっては気にされる方も多いでしょう。近年では白いセラミック製のブラケットや透明なブラケットも選べるようになっていますが、完全に目立たなくすることは難しいです。
②取り外しができない
装置が固定されているため、食事や歯磨きの際も装置を外すことができません。このため、食べ物が制限されたり、歯磨きに工夫が必要になったりします。
③痛みを感じやすい
装置の装着直後や調整後に、比較的強い痛みを感じることがあります。特に最初の1週間程度は痛みを感じる方が多く、食事が困難になることもあります。また、ブラケットやワイヤーが頬や唇の内側に当たって傷ができることもあります。ただマウスピース装着時の方が痛みを強く感じたという論文もあります。個人差があることもお忘れなく。
④歯磨きが難しい
ブラケットやワイヤーの周りに食べ物が詰まりやすく、通常より丁寧な歯磨きが必要になります。専用の歯ブラシや歯間ブラシを使用する必要があり、歯磨きに時間がかかることが多いです。
マウスピース矯正のメリット・デメリット

次に、マウスピース矯正のメリットとデメリットを見ていきましょう。
マウスピース矯正のメリット
①目立ちにくい
透明なプラスチック製のため、数メートル離れると装着していることがほとんど分からないほど目立ちません。会議や接客など、人と対面する機会が多い方にとって、この「目立ちにくさ」は大きなメリットとなります。
②取り外しが可能
食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことができるため、今までと変わりなく食事を楽しむことができます。また、特別なイベント(結婚式や重要な会議など)の際に一時的に外すこともできます。
③痛みが少ない
新しいマウスピースに交換した直後に軽い圧迫感を感じることはありますが、ワイヤー矯正と比べると痛みは軽度で、すぐに慣れることが多いです。また、滑らかなプラスチック製なので、口内の傷ができにくいという利点もあります。
④歯磨きがしやすい
装置を外して通常通り歯磨きができるため、口腔衛生の維持が格段に容易です。食べ物が詰まる心配もなく、通常通りのケアが可能です。
マウスピース矯正のデメリット
①対応できる症例が限られる
マウスピース矯正は、歯を平行に動かすこと(歯体移動)や、大きく歯を移動させることが苦手です。特に、抜歯したことで生まれた大きな隙間を埋めるような、歯根の移動量が大きい症例は苦手としています。
②自己管理が必須
1日20〜22時間以上の装着が必要であり、この装着時間が守られないと治療計画通りに歯を動かすことができません。装着時間が不足すれば、治療期間が延びる可能性があります。
③装着時間を守る必要がある
マウスピースの交換頻度(一般的に2週間ごと)を守る必要があり、紛失や破損のリスクもあります。外出先でマウスピースを紛失すると治療に支障が出る可能性があるため、常に専用ケースを持ち歩く必要があります。
マウスピース矯正単独の限界と注意点

マウスピース矯正を検討する際に、必ず知っておいていただきたい重要な事実があります。
マウスピース単独で治るのは2〜3割程度
実は、マウスピース(アライナー)だけで治療が完結するケースは、全体の2割から多く見積もっても3割程度と言われています。
この事実はあまり知られていませんが、マウスピース矯正には得意な歯の動きと苦手な歯の動きがあり、すべての症例に対応できるわけではありません。
得意な動き:歯を少しずつ移動させる、歯を傾ける、歯列を横に広げる(軽度の場合)
苦手な動き:歯を大きく移動させる、歯の根を動かす、歯を回転させる、歯を引っ張り出す
一方、マルチブラケット装置を用いたワイヤー矯正であれば、ほぼすべての歯の動きに対応できます。
マウスピース矯正が苦手な症例

マウスピース矯正が苦手とする代表的な症例は以下の通りです。
①重度の叢生(そうせい)
歯のガタガタや重なりの度合いが重度の場合、マウスピース単独では対応が難しいことがあります。
②大きな歯の移動が必要な症例
抜歯を伴う治療など、歯を大きく移動させる必要がある場合は、マウスピース単独では限界があります。
③歯根の移動が必要な症例
歯を平行に移動させる(歯体移動)が必要な場合、マウスピース矯正では十分な力をかけることが難しいことがあります。
④抜歯症例
抜歯したことで生まれた大きな隙間を埋めるような治療は、マウスピース単独では困難な場合が多いです。
マウスピース矯正だけでは対応できないケース
以下のようなケースでは、マウスピース矯正単独では治療が難しく、ワイヤー矯正や他の装置との併用が必要になることがあります。
- 骨格的な問題を伴う症例(上下顎前突など)
- 交叉咬合(奥歯の噛み合わせが逆になっている)
- 開咬(前歯が噛み合わない)で、垂直方向の歯の移動が必要な場合
- 顎変形症など外科手術が必要な症例
ワイヤー矯正とマウスピース矯正を7つのポイントで比較

ここでは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を7つのポイントで比較します。
①見た目の違い
ワイヤー矯正:金属製のブラケットとワイヤーが目立つ。白いセラミック製や透明なブラケットを選べば多少目立ちにくくなるが、完全に隠すことは難しい。
マウスピース矯正:透明なプラスチック製で、数メートル離れるとほとんど分からない。見た目を最優先するなら圧倒的に有利。
②治療効果と適応症例の違い
ワイヤー矯正:軽度から重度まであらゆる不正咬合に対応可能。確実な治療結果を得られやすい。
マウスピース矯正:軽度から中等度の症例に適している。重度の症例や複雑な歯の動きには限界がある。マウスピース単独で治るのは2〜3割程度。
③痛み・不快感の違い
ワイヤー矯正:装置の装着直後や調整後に比較的強い痛みを感じることがある。ブラケットやワイヤーが口内に当たって傷ができることもある。
マウスピース矯正:痛みは軽度で、すぐに慣れることが多い。口内の傷もできにくい。
④治療期間・通院頻度の違い
ワイヤー矯正:一般的に1年半〜3年程度。通院頻度は月に1回程度。
マウスピース矯正:一般的に1年〜2年程度(軽度から中等度の症例の場合)。通院頻度は2〜3ヶ月に1回程度。ただし、装着時間が守られない場合は治療期間が延びる。
⑤メンテナンス・口腔衛生の違い
ワイヤー矯正:ブラケットやワイヤーの周りに食べ物が詰まりやすく、歯磨きに工夫が必要。虫歯や歯周病のリスクが高まる。
マウスピース矯正:装置を外して通常通り歯磨きができるため、口腔衛生の維持が容易。ただし、マウスピース自体の清掃も必要。
⑥費用の違い
ワイヤー矯正:表側矯正で約30万〜130万円、裏側矯正で約40万〜170万円が一般的。
マウスピース矯正:部分矯正で約10万〜40万円、全体矯正で約60万〜100万円が一般的。
※費用はクリニックや症例によって大きく異なります。
⑦生活への影響・制限の違い
ワイヤー矯正:硬いものや粘着性のある食べ物を避ける必要がある。装置が固定されているため、就寝時も装着している。
マウスピース矯正:食事の際に装置を外すため、食べ物の制限がない。特別なイベントの際に一時的に外すこともできる。ただし、1日20時間以上の装着が必要。
当院が提案する第三の選択肢「保田矯正」

ここまで、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを詳しく解説してきました。しかし、当院では「どちらか一つを選ぶ」のではなく、複数の装置を組み合わせる第三の選択肢をご提案しています。
複数装置を組み合わせるハイブリッド治療
当院で行っている「保田矯正」は、矯正装置それぞれの特徴を活かし、最適な装置を複数組み合わせるハイブリッド治療です。
マウスピース矯正が得意とする動きには積極的にマウスピースを活用し、苦手な動きにはワイヤー矯正や他の装置を併用することで、効率的かつ確実に歯を動かすことができます。
当院では、以下のような装置を必要に応じて組み合わせています。
- アラインチューブ:叢生(歯の重なり)の改善が得意な装置
- スケルトン拡大装置:小児期から成人まで歯列の横幅を拡大できる装置
- マイクロインプラント:ヘッドギアなどの顎外装置を使わずに歯列を移動できる装置
- マルチブラケット装置:従来型のワイヤー矯正
- アライナー(マウスピース):目立ちにくく、取り外しが可能な装置
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の長所を活かす
たとえば、治療の初期段階では大きく歯を動かす必要があるため、ワイヤー矯正やアラインチューブを使用します。ある程度歯が動いた後、仕上げの段階でマウスピース矯正に切り替えることで、見た目の負担を減らしながら治療を完了させることができます。
また、上顎はワイヤー矯正、下顎はマウスピース矯正といったように、部位によって装置を使い分けることも可能です。
このように、それぞれの装置の長所を活かし、短所を補い合うことで、より効率的で確実な治療を実現しています。
マウスピース単独に頼らない理由
前述の通り、マウスピース(アライナー)だけで治療が完結するケースは、全体の2〜3割程度に限られます。
患者さんに後悔してほしくないからこそ、当院ではマウスピース単独での矯正治療はほぼ行っていません。それぞれの装置の長所を活かし、最適な組み合わせで治療を行うことを大切にしています。
健康を重視した矯正治療
当院のコンセプトは、「きれいで健康であってほしい」という想いです。見た目を美しくするだけでなく、健康のための矯正治療を提供しています。
歯列を拡大することで鼻腔の通りを良くし、口呼吸から鼻呼吸へと改善することを重視しています。これにより、鼻づまりなどの症状が軽減され、睡眠時無呼吸症候群の根本的な改善にもつながることがあります。
また、拡大治療について「顔が大きくなるのでは?」と誤解される方もいらっしゃいますが、患者さんの個性が失われるほど拡大することはありませんので、ご安心ください。
当院の矯正費用
| 区分 | 対象年齢 | 拡大 | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| I期治療(前期・中期) | 〜11歳頃 | ― | 〜40万円 |
| I期治療(後期) | 〜11歳頃 | ― | 〜20万円 |
| I期治療(オプション) | 〜11歳頃 | ― | 〜10万円 |
| II期治療 | 12〜18歳 | 拡大なし | 50万円 |
| II期治療 | 12〜18歳 | 拡大あり | 20万円+50万円 |
| 成人矯正 | 18歳以上 | 拡大なし | 60万円 |
| 成人矯正 | 18歳以上 | 拡大あり | 20万円+60万円 |
■ 別途費用
- 毎月の調整料金
- マイクロインプラント使用時
- セラミックブラケット/ホワイトワイヤーなど審美材料使用時
- 検査代金
どんな人にどの治療法が向いているか
ワイヤー矯正、マウスピース矯正、そしてハイブリッド治療(保田矯正)、それぞれどのような方に向いているのでしょうか。
ワイヤー矯正が向いている人
- 重度の歯並びの問題がある方
- 確実な治療効果を最優先したい方
- 自己管理が苦手な方
- 見た目よりも治療効果を重視する方
- 抜歯を伴う治療が必要な方
マウスピース矯正が向いている人
- 軽度から中等度の歯並びの問題がある方
- 見た目を重視する方(接客業、営業職など)
- 自己管理がしっかりできる方
- 痛みに敏感な方
- 食事の制限を避けたい方
ただし、マウスピース矯正を希望される場合でも、精密検査の結果、適応症でないと判断されることがあります。その場合は、ワイヤー矯正やハイブリッド治療をご提案することがあります。
ハイブリッド治療(保田矯正)が向いている人
- 確実な治療効果と見た目の両方を重視したい方
- マウスピース矯正を希望しているが、適応症でない方
- より効率的な治療を希望される方
- 健康面も重視したい方(口呼吸改善など)
- 小児期を逃したが、拡大治療を希望される成人の方
当院では、患者さん一人ひとりの歯並びの状態、ライフスタイル、ご希望に合わせて、最適な治療法をご提案しています。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正、選ぶ際の注意点

矯正治療を成功させるためには、治療法の選択だけでなく、歯科医院選びも非常に重要です。
医院選びのポイント
①両方扱える医院を選ぶべき理由
マウスピース矯正だけを専門に扱う医院では、マウスピース矯正が適応でない症例でも無理に治療を進めてしまうリスクがあります。
一方、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方を扱える医院であれば、それぞれの装置の特徴を理解した上で、最適な治療法を提案してくれます。また、マウスピース矯正で計画通りに歯が動かなかった場合でも、ワイヤー矯正でリカバリーできるため、安心です。
②矯正歯科の経験が豊富な医院を選ぶ
矯正治療の成功には、歯科医師の経験と技術が大きく影響します。矯正治療の経験が豊富で、さまざまな症例に対応してきた歯科医師であれば、適切な治療計画を立てることができます。
精密検査の重要性
治療を開始する前に、精密な検査を行うことが非常に重要です。
①口腔内スキャナー
当院では、口腔内スキャナーを導入しており、従来の粘土状の型取り(アルジネート印象)の不快感や負担がありません。口の中をカメラで撮影するだけで、精密な歯型データを取得できます。
②CT撮影
CT撮影により、骨の厚さや歯の位置、顎の骨格的な問題を正確に把握できます。これにより、適切な治療計画を立てることができます。
③セファロ分析
頭部X線規格写真による分析により、骨格的な問題を詳しく調べることができます。
カウンセリングで確認すべきこと
治療を開始する前のカウンセリングで、以下のような点を確認しましょう。
- 自分の歯並びがマウスピース矯正だけで治療可能かどうか
- マウスピース矯正が適応でない場合、どのような治療法が適しているか
- 治療期間と費用の目安
- 治療のリスクや注意点
- 抜歯の必要性の有無
- 治療後の保定期間について
疑問や不安があれば、遠慮なく質問し、納得した上で治療を開始することが大切です。
まとめ:ワイヤー矯正 vs マウスピース矯正ではなく、最適な組み合わせを
ワイヤー矯正とマウスピース矯正、それぞれにメリット・デメリットがあります。しかし、重要なのは「どちらか一つを選ぶ」のではなく、「どう組み合わせるか」という視点です。
マウスピース(アライナー)だけで治療が完結するケースは、全体の2〜3割程度に限られます。多くの症例では、ワイヤー矯正や他の装置との併用が必要になります。
札幌市西区にある「みかみ歯科医院」では、複数の装置を組み合わせる「保田矯正」により、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の長所を活かした治療を提供しています。見た目の美しさだけでなく、口呼吸の改善や睡眠時無呼吸症候群の予防など、健康面も重視した矯正治療を心がけています。
矯正治療に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。患者さん一人ひとりに最適な治療計画をご提案いたします。
よくある質問(FAQ)
Q1: ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらを選ぶべきですか?
「どちらか一つを選ぶ」という考え方ではなく、「どう組み合わせるか」が重要です。患者さんの歯並びの状態、ライフスタイル、ご希望によって最適な治療法は異なります。マウスピース矯正を希望される場合でも、精密検査の結果、適応症でないと判断されることがあります。当院では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方を扱っており、それぞれの長所を活かした「保田矯正」というハイブリッド治療をご提案しています。まずは精密検査を受けて、ご自身の歯並びに最適な治療法を知ることが大切です。
Q2: ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらが痛いですか?
一般的には、マウスピース矯正の方が痛みは少ない傾向にあります。ワイヤー矯正では、装置の装着直後や調整後に比較的強い痛みを感じることがあり、特に最初の1週間程度は痛みを感じる方が多いです。一方、マウスピース矯正では、新しいマウスピースに交換した直後に軽い圧迫感を感じることはありますが、ワイヤー矯正と比べると痛みは軽度です。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。当院では痛みを軽減するための様々な工夫や対策をご提案しています。
Q3: マウスピース矯正だけでは治らないのはどんなケースですか?
マウスピース(アライナー)だけで治療が完結するケースは、全体の2〜3割程度に限られます。マウスピース矯正だけでは対応が難しいケースとしては、①重度の叢生(ガタガタの歯並び)、②抜歯を伴う治療で大きく歯を移動させる必要がある場合、③歯根の移動量が大きい症例、④骨格的な問題を伴う症例(上下顎前突など)、⑤交叉咬合や開咬で複雑な歯の動きが必要な場合などが挙げられます。このような場合は、ワイヤー矯正や他の装置との併用が必要になります。当院では、精密検査の結果をもとに、マウスピース矯正が適応かどうかを正しく判断し、最適な治療法をご提案しています。
Q4: ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用することはできますか?
はい、可能です。当院で行っている「保田矯正」は、まさにワイヤー矯正とマウスピース矯正を含む複数の装置を組み合わせるハイブリッド治療です。たとえば、治療の初期段階では大きく歯を動かす必要があるため、ワイヤー矯正を使用し、ある程度歯が動いた後、仕上げの段階でマウスピース矯正に切り替えるといった方法があります。また、上顎はワイヤー矯正、下顎はマウスピース矯正といったように、部位によって装置を使い分けることも可能です。それぞれの装置の長所を活かし、短所を補い合うことで、より効率的で確実な治療を実現しています。
【院長コメント】
「ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらか選ぶのではなく最適な組み合わせを」
矯正治療を検討される多くの方が、「ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらを選べばいいですか?」と質問されます。しかし、私は「どちらか一つを選ぶ」という考え方ではなく、「どう組み合わせるか」が重要だと考えています。マウスピース矯正は目立ちにくく便利ですが、すべての症例に対応できるわけではありません。実際、マウスピース単独で治療が完結するのは2〜3割程度です。当院では、それぞれの装置の長所を活かし、最適な組み合わせで治療を行う「保田矯正」を提供しています。見た目だけでなく、口呼吸の改善や全身の健康まで考慮した矯正治療を心がけていますので、ぜひ一度ご相談ください。
【監修】
みかみ歯科医院 院長 印藤 浩子
スタッフ紹介ページ
≪略歴≫
1971年 札幌市生まれ
1990年3月 札幌北高校卒業
1991年4月 九州歯科大学入学
1997年3月 同大学卒業
1997年5月 同大学卒後臨床研修医(小児歯科入局)
1998年5月より 札幌市内開業医にて勤務医
2007年10月 札幌市西区 みかみ歯科医院開業
2014年 保田矯正塾と出会う
2024年3月 IDIA顎顔面矯正認定医
≪Study Group≫
保田矯正塾
日本包括歯科臨床学会
